ぜっぽう星人の侵略

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“僕らの光”歌詞感想 (P5RのED曲)

ぜっぽう星人(Twitter@zeppousz)です。

ペルソナ5ザ・ロイヤルのEDクレジットで流れる歌、僕らの光の歌詞及び考察です。

日本語なので考察というよりは私の解釈、になります。

 

"僕らの光"

 

作曲・編曲 目黒将司

作詞 小森成雄

歌 Lyn

 

歌詞

夢を夢と気づいた夜 君を見つめ瞼を閉じる

温もりも重ねた手も声も 目覚めれば微睡みへと消えて


僕らが二度と会えなくても 過ぎた時が痛みに変わっても

その痛みでね導いてよ 僕を照らす夜空の星へと


甘い甘いおとぎの国 君と会えた歪んだ世界

偽りの幸せでもいいと告げる口 君がそっと塞ぐ


思い出の始まる日になる 君が消えた自分で决めた道

歩くのさずっとせつなくても 僕の目指す明日の星へと


目覚めて現実が来る昨日と違う悲しみが大切だから明日を生きていく


僕らが二度と会えなくても過ぎた時が痛みに変わっても

その痛みさえ超えていくよ 流す涙乘り越えより高く


そして掴むよ 澄み切った空 永遠に浮かぶ僕らの光を

 

 

歌詞の解釈

夢を夢と気づいた夜 君を見つめ瞼を閉じる

温もりも重ねた手も声も 目覚めれば微睡みへと消えて

蓮が、明智が丸喜により創られた存在だと気がついたときの思い。理想の現実、すなわち夢から覚めてしまえば明智は消えてしまう。

 


僕らが二度と会えなくても 過ぎた時が痛みに変わっても

その痛みでね導いてよ 僕を照らす夜空の星へと

蓮が明智の死を受け入れるのは辛いことだと思う。だが明智は蓮がそれを受け入れることを望んだ。明智も自分でやってしまったことをやり直したいと思っていただろう。もっと早く出会えれいれば…とも言っていた。だが自分のしたことを受け入れることを選んだ。自分と過ごしたときを思い出すのはつらいだろうが、それを乗り越えて進んでくれ、という明智の気持ちが歌詞になっている。星、は無印ペルソナ5のED、「星と僕らと」を踏襲していると考えられる。あと、I believeにも星に手が届く、という歌詞がありましたね。

 


甘い甘いおとぎの国 君と会えた歪んだ世界

偽りの幸せでもいいと告げる口 君がそっと塞ぐ

まさに丸喜の創った世界のこと。

蓮は一度は決心をしたが明智も丸喜が創った存在だと知ってもう一度迷った。ですが最後には明智が背中を押してくれました。

「君が迷うことは…僕への裏切りだ。」

このセリフはとても好きです。彼の複雑な心境を絶妙に表している。。。

 


思い出の始まる日になる 君が消えた自分で决めた道

歩くのさずっとせつなくても 僕の目指す明日の星へと

思い出の始まる日とは2/2のことか…蓮は明智が居なくなっても自分の道を進んでいくことを決めた。

 


目覚めて現実が来る昨日と違う悲しみが大切だから明日を生きていく

いわゆるCメロ、悲しい感じのメロディーがまた刺さる。

2/2に丸嬉を倒した。すると理想の現実という夢が消え、本物の現実が来てしまった。それは昨日とは違い、明智が居ない現実である。

 


僕らが二度と会えなくても過ぎた時が痛みに変わっても

その痛みさえ超えていくよ 流す涙乗り越えより高く

 
そして掴むよ 澄み切った空 永遠に浮かぶ僕らの光を

 
1番とは歌詞が変わっている。掴むのは”僕らの”永遠の光、すなわち星である。明智が消えても、残った蓮の心の中では星、すなわち明智との絆が永遠に輝き続ける。

 

 

まとめ

今まで英語の歌詞の和訳を優先してきて、日本語の歌詞の曲をあまりしっかりと聞いていなかったのですが(灯台下暗しとはこのこと)、これは涙腺にきますね…

無印のED曲、「星と僕らと」が希望に満ち溢れた歌詞だったのと比較するとかなーり悲しい歌詞なのだが、これがP5Rの伝えたかったことあり、P5Rの魅力であると私は思う。

悲しい歌詞である理由はもちろん、星と僕らとの僕らは蓮と明智以外の仲間のことであり、対して僕らの光の僕ら、は蓮と明智のことを指しているからである。

2/2の丸喜に真実を伝えられた後の蓮と明智の会話は、つらいけど、凄く好きなシーンです。

あのシーンとこの曲は唐突にセットで聴きたくなります。