ぜっぽう星人の侵略

鋭い切り口でいろいろ紹介&感想したいデス

"Pursuing My True Self"歌詞和訳【解説付き】ペルソナ4(P4)

ぜっぽう星人です。

ついにペルソナ4ザ・ゴールデンをクリアしましたので訳していきます。

まずは無印版のOP、"Pursuing My True Self"の歌詞及び和訳と解説です。

意味を解説するためにストーリーの核心に触れないといけなかったので、

意訳の解説と感想には、これでもかとネタバレアリ!!

上の方の意訳だけならクリア前にみても問題ないかと思います。

"Pursuing My True Self"

"本当の自分を探し求めて行く"

 

作詞 南場優・RyoRca

作・編曲 目黒将司

意訳

We are living our lives
俺たちは自分たちの人生を生きて行く

 

Abound with so much information
でも世の中には見たくもない情報が溢れている

 

Come on, let go of the remote;don't you know you're letting all the junk flood in?

来いよ、リモコンなんて捨てて
気付いてるか?そのテレビからお前を惑わす情報が頭に流れ込んでるぞ

 

I try to stop the flow, double-clicking on the go, but it's no use;hey, I'm being 
consumed
入ってくるのを止めようとして、マウスをひたすらカチカチしてた
でもそんなのはなんの役にも立たない なんだ、疲れさせられただけかよ

 

Loading loading loading, quickly reaching maximum capacity
ロード中…ロード中…ロード中… すぐに頭の中が一杯になっちまう

 

Warning warning warning, gonna short-circuit my identity (ahhhhh)
警告、警告、警告 :「アイデンティティがショートしてしまいました。」(あーあ)

さらに意訳

警告、警告、警告 :「本当の自分って何だっけ?」(あーあ)

 

Get up on your feet, tear down the walls
自分の足で立ち上がって壁をぶっ壊せ

 

Catch a glimpse of the hollow world
虚無の世界なんざ一瞥してやればいい

 

Snooping 'round will get you nowhere
コソコソ嗅ぎ回ってるだけじゃ真実どころか何処にもたどり着けない

 

You're locked up in your mind
本当の自分が心の中に囚われてしまう

 

We're all trapped in a maze of relationships
俺たちは絆の迷宮に迷い込んでしまった

 

Life goes on with or without you
あなたがいてもいなくても、俺たちは自分の人生を進んで行くよ

 

I swim in the sea of the unconscious
無意識の海を泳いで

 

I search for your heart, pursuing my true self
あなたの心を探しに行く、本当の自分を探し求めて行くんだ

 

以下ネタバレアリ

意訳の解説

語り手は主人公たち、とした。

 

We are living our lives
俺たちは自分たちの人生を生きて行く

 

Abound with so much information
でも世の中には見たくもない情報が溢れている

サントラによると主人公がかつていた都会要素を含ませつつ作ったそうです。
都会の広告や、テレビからは見たくもない、聞きたくもない情報が勝手に流れてくる。
それに流されず、自分たちの道を進んでいく、というのがP4のテーマであった。
最初の2文だけでもかなりテーマが落とし込まれているように思った。

abound with~
~に富む

 

Come on, let go of the remote;don't you know you're letting all the junk flood in?
来いよ、リモコンなんて捨てて
気付いてるか?そのテレビからお前を惑わす情報が頭に流れ込んでるぞ
直訳:来いよ、リモコンから手を放して
   気付いてない?
   あなたは(テレビによって)何の役にも立たない情報の洪水を
   頭の中に入れられている

let go of 〜から手を離す、junk がらくたの、何の役にも立たない、価値のない let A in~ ~にAを入れる

flood 洪水

 

余談だが、エンディングで主人公が最後テレビのリモコンを切って手放している。

 

~小難しい文法話
一番訳すのが難しかった。←追記、歌詞を間違えていたせいでした。
セミコロンで文、意味が切れている。
前半はそのまんま。
後半の
you're letting all the junk flood in?は受け身の進行形。
能動態に戻すと
S is letting the junk flood in you.
となるから、「S(ここではテレビ)が、役に立たない情報の洪水をあなたに入れている」という意味。

 

I try to stop the flow, double-clicking on the go, but it's no use;hey, I'm being 
consumed
入ってくるのを止めようとして、マウスをひたすらカチカチしてた
でもそんなのはなんの役にも立たない なんだ、疲れさせられただけかよ
直訳:その情報の流れを止めようとして、ひたすらにダブルクリックをした。でもそれは役に立つことではなくて、ヘイ、俺は消費させられた。

 

flow 情報の流れ,On the go 働き詰め、use 用途、効用、役に立つこと
consume消費する、使い果たす、消耗する

直訳だとハイカラではなかったのでいい感じにしました。

 

Loading loading loading, quickly reaching maximum capacity
ロード中…ロード中…ロード中… すぐに頭の中が一杯になっちまう

reach 達する maximum 最大の capacity 容量

 

ゲーム画面などでおなじみの表示、loading
ここらへんは頭がどうこうという話が続いている。


Warning warning warning, gonna short-circuit my identity (ahhhhh)
警告、警告、警告:「アイデンティティがショートしてしまいました。」(あーあ)
直訳:警告、警告、警告、テレビから溢れる情報が俺のアイデンティティをショートさせる

 

機械が警告している感じにしてみました。

 

information is going to short-circuit my identity  と省略されている
アイデンティティがショートする、とはそもそもどういうことか

めちゃくちゃ意訳すると、「本当の自分って何?」という意味になると思っている。

アイデンティティは自己同一性であり、自分が自分だという確信、という意味。
ペルソナの世界的に言うと、「本当の自分(シャドウ)を受け入れられているかどうか」という意味だと思う。
ショートに関しては「電池を豆電球なしでつなぐとショートするから危ないよ」と習った人も多いと思うが、要は難しすぎてわけわかんなくなっちゃうという意味。
脳を電気回路に見立ててショートという単語を使っている。漫画とかの表現でも難しいことを言われたときにプスプス…となるのがあるが、それのこと。
訳す上で説明してしまうとかっこよくなかったのでそのまんまです(笑)

 

Get up on your feet, tear down the walls
自分の足で立ち上がって壁をぶっ壊せ
tear down 破壊する

 

Catch a glimpse of the hollow world
虚無の世界なんざ一瞥してやればいい

Catch a glimpse ちらっと見る hollow 空虚な

ゲーム中の発言から足立は虚無がテーマということが分かる。
現実はどうでもいいのでみんながシャドウになった虚無の世界に誘おうとしている。
これをちらっと見るだけで気にも留めず、進んでいけよ、という主人公の自分への言い聞かせのように解釈した。

 

Snooping 'round will get you nowhere
コソコソ嗅ぎ回ってるだけじゃ真実どころか何処にもたどり着けない

Snooping around コソコソ嗅ぎまわる

 

捜査という、足立曰はく「探偵ごっこ」をしている。そのあたりを踏まえて捜査っぽいSnooping aroundを使ったとおもう。

意訳だが、真実にたどり着くこともp4の大きなテーマだったのでいれた。

 

You're locked up in your mind
本当の自分が心の中に囚われてしまう

本当の自分を抑圧して心の奥底にロックしているという意味。

 

We're all trapped in a maze of relationships
俺たちは絆の迷宮に迷い込んでしまった

直訳:俺たちは関係性の迷路に迷い込んでしまった

trap 罠にかかる、maze 迷路 relationship 関係性
P4は仲間とのキラキラした関係を持つ主人公像が足立と対比される形でP3やP5よりも強調されて描かれていたように思う。

 

Life goes on with or without you
あなたがいてもいなくても、俺たちは自分の人生を進んで行くよ

Life goes onは人生は進んでいく、という直訳だが、調べると頑張らなくてはいけない、といった意味を持つそうだ。

https://eigobu.jp/magazine/life-goes-on
with or without youは場合によっては失ってしまう菜々子や、道を踏み外してしまい主人公との関係(relationship)からドロップアウトした足立のことを主人公が思って言っているのかなと思った。


I swim in the sea of the unconscious
無意識の海を泳いで

無意識の海=テレビの中の世界
アメノアギリの言葉をそのまま使った。心理学用語でいうところの、集合的無意識のことらしい。メメントスも集合的無意識だとモルガナが言ってました。

 

I search for your heart, pursuing my true self
あなたの心を探しに行く、本当の自分を探し求めて行くんだ

 

persue 探し求める(単に探すだけではないニュアンス)、self 自分自身、自我、本人

この曲の核心となる部分であり、P4という作品のテーマ。

あなたという他人の心を知るために一緒に探し、本当の自分自身も探し求めていく、という意味。

まさに陽介がドンピシャなことをいっていたので引用させていただく。

 

感想

クリア後1発目の和訳はメインテーマにしました。

P3とP5を和訳した経験上、OPの曲はちゃんと意味を考えるととんでもないネタバレになるような歌詞になっていたので、初めに訳せばP4全体の雰囲気をつかめると思った。

実際それは当たっていて、P4のテーマがこれでもかと詰め込まれていた。

解説でも少し話したが、この曲は都会から来た主人公、というイメージを少し含ませたらしく、P4の多くの曲とは違ってオサレ感がかなりして、ペルソナって感じでとても好きです。

画像はSTEAM版P4Gより

©ATLUS ©SEGA

ポケモンSVのBGM感想・評価

ぜっぽう星人です。

プレイ直後の新鮮な感想を残しておこうと思い、執筆。

せっかく個人ブログなので素直に書こうという思いから、割と辛口。お許しください。

老害なので注意。

ネタバレあり。ストーリークリア後に見て下さい。(新ポケなどストーリー以外のネタバレはない)

 

総評

何様や、という感じだが、本当に良い曲が多かったと感じる。

最近のポケモンは明るい雰囲気のものが多いのでBGMも明るくなりがちだったのだが、今作はしっかりとかっこいい系もあったのが嬉しかった。

 

まず初めにランキング

 

戦闘BGMランキング

1位 エリアゼロの野生ポケモン1

2位 オモダカ

3位 南の野生ポケモン

4位 カシオペア

5位 オーリム/フトゥーAI

 

ハッコウシティとかもめちゃくちゃ好きだが、町は番外編ということで...

 

ここから全曲 評価、コメントしていきます。

 

星1.2.3.4.5の五段階で評価

1 嫌い

2 好きにはなれない

3 普通かな、少なくとも負の感情はないがあまり印象はない。

4 好き、たまに聴きたくなる曲だな。

5 一生聴きますぅぅぅぅぅう

 

戦闘系

4ネモ

4真ネモ

4ペパー

5カシオペア

2クラベル

3一般トレーナー

2ジムリーダー

5四天王

5オモダカ

3学校最強大会

3スター団したっぱ

3スター団

5オーリム/フトゥーAI

5野生ポケモン

3野生ポケモン西

5野生ポケモン

4野生ポケモン

5伝説のポケモン(準伝)

5野生ポケモンエリアゼロ

4野生ポケモンエリアゼロ中ボス

3V.S.コライドン/ミライドン

2ヌシ

3テラレイドバトル

 

星5

5四天王

緊張感のあるかっこいい曲が好きなので5。

帰ってきた四天王システム。老害だが、やっぱりこれが好き。

四天王ならではの緊張感のある曲調が良い。

開始24秒あたりの高い音でなっているフレーズはダイパの四天王(ジムリーダー)だと思われる。

また、割と単調な感じがXYの四天王を思い出させる。暗い曲調はサンムーンの四天王も近い。

イントロだけが流れるバグがあったようだが、自分はちゃんと流れたので運が良かった。

 

5オモダカ

神。

まず冒頭、「今からチャンピオン戦が始まるぞーーー」というフレーズが良い。その後重低音からのポケモンを代表する赤青のopテーマ(金銀のワタル、レッド戦でもある)が流れる。SMのチャンピオン防衛戦、USUMの戦闘チャンピオンハウでもこのテーマがイントロになっている。ある意味古参を喜ばせる常套手段なのだが、これは何回やられても効いてしまう。

そして、今までのボスクラスのBGMのフレーズがたくさん入っている。

フラダリ、BW四天王あたりは分かりやすい。シロナも入っている。まだ他にもありそう。聞きつくせていないのでわかり次第追記します。

にもかかわらず、途中のギターでしっかりとパルデア感を出している。東エリアでも使われていたギターが印象的だった。

曲調も暗すぎず、正統派なチャンピオンBGMだなという感想です。

昔のアレンジとかすごく好きなので5。

 

5カシオペア

これは私の好みで5評価。ズンズン系好き。

ディスコ系、ユーロビート系とでもいうのでしょうか?頭文字D系。

1ループ3分越えというアカギさんも涙目の長さ。

サビというか盛り上がりが何段階もあるのがクセになる。

ボタンの境遇の悲しさとか、奮起する意志を曲から感じる。

若干スター団意識の激しめの曲調、楽器になっている?特にイントロはしたっぱと同じである。

Tobyfox氏が楽曲提供しているとのことですが、この曲とか怪しい。

 

5野生ポケモン

まさかの野生BGMがエリア毎にあるという贅沢。さらにフィールドBGMとお互いにアレンジ関係にあるため滑らかに(シームレスに)繋がる。これらは2つとも今までのポケモンにはなかった試みで、私はとても好きです。

東の曲は、いわゆるケルト系といわれている曲調な気がする。

ネットで知ったのだが、なんと5拍子と6拍子が合わさった11拍子のパートがある。こういうのを変拍子というらしい。

ポケモンには変拍子は今まであんまりなかった気がする、いいと思います。私の中で変拍子の曲といえば、カービィのマルクです。独特な分クセになります。

 

5野生ポケモン

コサジの小道で野生BGMを聞いて、

「ザ、野生ポケモンの曲!いいねー」と思っていたところで、

プラトタウン前で「あれ、曲変わってない?なんやこのかっこいいベースは!?まさか複数野生曲あるのか?」となった衝撃は、BGM好きの私としてはすさまじいものがあった。

この曲はとにかくベースがえぐいにつきる。

おそらく一ノ瀬さん作曲でしょう。グラジオやビートなどを作曲されている方で、ベースをグワンガワンに全面に押し出してきます。めちゃくちゃ好き。

この手のベースはスイッチのスピーカーやテレビのスピーカーではあまり聞こえないので、イヤホンやいいスピーカーに繋いで聴くことをおすすめする。印象がガラッと変わります。

南エリアでながれているbgmもしっかりと残っており、つながってる感がすごい。

私はこういうベースが好きなので5。

 

5野生ポケモンエリアゼロ

ベースがえぐい。2曲目。

はじめは近未来感、不思議感ある曲調。ベースの主張はない。

が、2フレーズ流れた後から、ブリブリベースが全面に来る。始めと同じメロディーだがベースが加わっている。たまらない。

得体のしれない感が異常にするので、これが流れた瞬間に一気にエリアゼロのヤバさ、緊張感を感じた。

エリアゼロのフィールドでも流れている「ファー」みたいなコーラスっぽい音が入っており、不気味さが増している。

少し音にゆがみをかけているところ(同じ音が鳴っている間に高低をいじっているとこ、ループ部分直前の機械が機能停止になるような音(伝わるでしょうか)も好き。

始め聞いたときは未来を強く感じたので、SVで曲が違うのかと思ったがそういうわけではないらしい。コーラスが原始感を担当しているようだ。

 

5伝説のポケモン

準伝らしい。

毎回シンプルにかっこいい曲を量産する準伝。今回もそれにもれずいい曲でした。準伝はBWが一番好きでしたが、かなり肉薄している。抜いたかも。

4災はモチーフが中国由来とのことで、中華感を感じる曲。

ひたすらハイテンポであり、ノれる曲である。音の強弱も激しく、いい。

とくにズンズン低音が好き。

余談だが、捕まえたあと「捕まえた!」ってかんじの音(この曲の音源使用)が入る。それもよい。

 

5オーリム/フトゥーAI

ラスボス枠。

前半はラスボスにふさわしい禍々しさ。

後半は少し明るめになる。テラレイドバトルの曲のメロディーと同じものが2回流れる。始めは後ろで控えめに鳴っているのだが、2回目はメインで鳴る。少し希望を感じる旋律なのでなんというか、いわゆる正統派ラスボス曲。

ループ部分直前のくぐもった感じの音のところが好き。

後ろで常に同じズンズンが流れるタイプの曲。ポケモンはあまりこういうタイプの曲がなかった気がするので、新鮮だった。こちらもTobyFox氏がメインの作曲者だと思った。先入観かもしれないがUndertale感を一番感じた。

 

星4

4ネモ

確実に本気アレンジが入るな、と思わされる曲。

素晴らしい出来なのだが、ライバル戦の曲調としてはものすごく闘争心むき出しでギラついているのが好きという超個人的好みにより4評価。

ネモをよく表してる曲でとてもいい。

 

4真ネモ

期待通りアレンジがあり、アツかった。

ギターを使いつつ、ピアノやアイリス戦で使われていたピロピロ音が印象的な曲。

明るいライバルって感じの曲。

リズムが手加減ネモよりも早めになっており本気さを演出している。

 

4ペパー

マフィティフや博士の話を踏まえて少し悲しげな感じがした曲。

ストーリー最序盤で聞けるのだが、ストーリーをやってみてまた同じ場所で戦ったときは印象がだいぶ違った曲。ペパーの「宝探し」、「冒険」を感じる曲で2回目の方がいい曲に感じた。

またイントロなどでスパイスを振りかけるような音がするな、と個人的に思った。

グラジオっぽさをすごく感じるのでおそらく一ノ瀬さん。

 

4野生ポケモン

ギターがジャンジャンひっかいている曲。

一番野生のつわもの感がして好き。

 

4野生ポケモンエリアゼロ中ボス

通常版を遅くして、深く沈んでいる感を増した曲。海の底(穴の底)にいるようなボワーっと音がする。マジモンのエイリアンと戦っているよう。

裏で通常とは違う音が鳴っている。

テンポの違いにより、私は通常の方が好き。

 

星3以下

2クラベル

バトレボやポケスタ感を感じた。

今作では異色の曲であり、めちゃくちゃアツイメロではないので好みが分かれると思っている。

個人的にはあまりささらなかった。。。

 

テーブルシティのbgmが入ってますね。

 

3一般トレーナー

とても一般トレーナーらしさを感じる、ザ・ポケモンでいい曲。

無難が故に普通の評価。

強制戦闘じゃないため私はなるべく避けていたせいであまり印象に残らなかったのかも。

この手の曲は思い出補正によるところが大きいと思うので、今プレイした子が大人になって聞いたときに非常にエモーショナルかと思う。

 

2ジムリーダー

申し訳ないが私の好みではなかったのでハッキリと2。

ラスタル中の静かになるところまでは好き。

ラスタル後の歓声が苦手なので評価が低くなってしまった。

剣盾でも歓声があったのだが、BGMを単体として聞く私だからなのかどうしても雑音に聞こえてしまうので嫌い。

 

3学校最強大会

周回で死ぬほど聞く。

イントロはルビーサファイアのアクア団マグマ団のフレーズ

サンムーンの四天王ともいえるかも。(おそらくサンムーン四天王もアクマグのフレーズのアレンジ)

設定上仕方ないが、明るすぎて好きではない。

 

3スター団したっぱ

したっぱにはもったいないくらいの作りこみ。

前半後半で大きく曲調が変わる。

前半は第一印象の悪いスター団、後半はいじめに立ち向かう軍団。と言っている人がいて、なるほどと思った。

普通に好きなのだが、「悪の組織の曲」としてみると、とことん悪い曲の方がかっこよくて好みなので、少しものたりなく感じてしまった。

悪の組織もネタ切れ感があるので仕方ないが、スカル、エール、スターとちょいワルが続いているのでそろそろめちゃくちゃ正統派の悪が来てほしい。

 

3スター団レッツゴー

あまり印象にない。

 

3スター団ボス

ガチガチのエレキギター曲。星っぽい音だと感じるように作られてるのすごいと思った。

「正義」である主人公に対してぶつかる「悪」というよりは、反対の正義という感じがする。この雰囲気はすごく好き。

なのだが、

これも前述の悪の組織にしては明るすぎるという大変身勝手な理由で普通評価になってしまった。

 

 

 

3野生ポケモン西

いわゆる西部劇みたいな曲。

この西感をだせるのすごすぎる。

だが曲としてはヘビロテするまでには至らなかった。いかんせん南と東が強すぎ

 

3V.S.コライドン/ミライドン

はじめてあった南エリアのBGMが入っている。

演出はすごく好き。

だがBGMとして繰り返し聞きたくなる中毒性はなかった。

あくまで一回きりの演出としての曲。

 

 

2ヌシ

あまりぱっとしなく、なぜか印象に残らなかった。

聞くと普通に悪くはないのだが、あまり思い出せない。おそらくバトルを邪魔しすぎないように作られている?

 

3テラレイドバトル

博士戦のフレーズあり。以上。

 

番外編(町BGM)

5ハッコウシティ

遂に来た来た「ハウオリシティ夜」以降の神町BGM

初めて聞いたときは衝撃だった。

第一印象は「ホドモエの再来」。同じこと思った人は多そう。

コンセプトの「発光」、でんきジムを体現した、ホドモエのようなキャッチーな音。

おふざけ枠かと思いきや、後半の哀愁を感じる、なんともかなしげな曲調。

これは間違いなくみんなの記憶に残るだろうと確信した。

XYのブティックとかが一番雰囲気が近い?

 

5カラフシティ

今作はシティのBGMが粒ぞろいすぎる。

「タウン」の曲はフィールドのアレンジなのだが、大きな町「シティ」は独立したメロディ-が与えられている。

ドラムが気持ちいい。

オアシス、水、透明感あるピアノも最高。

おそらく長時間聞くことになるため、くどくない曲となっている町BGMだが、この曲もずっと流していたいタイプ。

 

4フリッジタウン

ポケモンの雪の町、道は当たりが多い。キッサキや216ばんどうろなど。

しんしんと降る感じの音がする。

 

その他町は印象が薄い。テーブルは微妙。

 

感想

みなさんの好きな曲はなんでしたか?私とどれくらい違ったでしょうか?

それぞれ好みがあると思いますが、これだけの素晴らしい曲を生み出してくださったサウンドチームの皆さん、ありがとうございます。

感想などありましたら、コメントお待ちしております。

ポケモンSV】違いまとめ。バージョンで変わる出現ポケモンなどを一挙紹介【スカーレット・バイオレット】 | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com

P5R攻略前に見てほしい記事書いた

ぜっぽう星人です。

Switch版のP5R(ペルソナ5ザ・ロイヤル)発売ということで、P5Rを始める前、攻略前に見てほしい記事を書きました。

たとえ進めてても見てほしいです。

ネタバレはないです。

なにか質問があればネタバレしないように最大限の注意を払っていい感じにお答えしますのでコメント下さい。(笑)

大事なこと5つ

①1回エンディングまで行ったらいろいろ引き継いでもう一度初めから効率良く進められるので、1週目は気の向くまま、初見で楽しめ


②1週目は攻略をネットで検索しない!(ネタバレを踏んでしまう。筆者経験談。この記事を読んだら封印して下さい)

 

youtubeでも調べない!(関連動画でとにかくネタバレが出てくる、筆者経験談)

 

運命,顧問官,節制のコープは有能すぎるのでレベル10にせよ

 

ラスボスと戦う前には,セーブせよ
(これラスボスだっていう雰囲気は感じ取ってください。)

 

とにかくこの5つだけ守ってほしいです。

 

 

 

あと補足として

 

P5(ペルソナ5) 

元祖、無印

P5R(ペルソナ5ザ・ロイヤル) 

いわゆる完全版、モンハン3Gみたいな

P5S(ペルソナ5スクランブル) 

P5の後日談(細かいが実はP5Rの後日談ではない)、外伝作品

 

がありますが、

とにかくぜっっっったいにP5R、ロイヤル版を買って下さい。

ストーリーの追加と、いろんな不満点が軒並み改善されています。

Switchはロイヤル版しかないので問題ない。

スクランブルはのいわゆる無双ゲーです。ロイヤルやった後買うか考えればいい。

 

もうちょい詳しく

ペルソナ3.4.5とやってきて、P5もP5Rも2週した私的には、

攻略を見ずに1週目で全員と仲良くなってイベント全回収するのはペルソナシリーズをやったことある人でないとまず無理です。

かといって、攻略をみると

どうしても行動が縛られてペルソナの一番の面白さが味わえない

と私は思っているので、オススメしません。

さらにネットで調べるとネタバレを踏むリスクもかなりあります

(筆者もネタバレ食らったし、知人も食らっていた)

 

ですから割り切って,

何も攻略を見ずに1周目をプレイし

2周目で攻略を調べまくってコープallmax(イベント全回収)

を目指すことを強くおすすめします。

(忙しさなどで攻略を見てで1週目でallmaxにしたい人だとしても

どうしても作業感が出てしまうし

ネタバレを食らうリスクがまあまあ高いので

私は攻略を見るのはオススメしません。)

 

また2週目の戦闘はだるいので、爆速で進めるために2週目周回用ペルソナを作るといいです。

初見でエンディングを見たら、ラスボス前のデータに戻って2週目用のペルソナ準備するといろいろ上手くいくのでセーブしておいてほしい。(⑤のこと)

 

くれぐれも1週目のエンディングをクリアしてから、よければ見て下さい

【2週目用】個人的最強、便利、おすすめペルソナの紹介(ペルソナ5ザ・ロイヤル(P5R)) - ぜっぽう星人の侵略

 

あとは④、

この3人はズバ抜けて有能なので必ずレベル10にして下さい。(期限に注意)

 

終わりに

最強ペルソナ等もこのブログで紹介しているので、

クリアしてから戻ってきていただけると嬉しいです。

以上です。

 

"Deep Breath Deep Breath -reincarnation-"歌詞和訳【解説付き】ペルソナ3(P3)

ぜっぽう星人です。

ペルソナ3の"Deep Breath Deep Breath -reincarnation-"の和訳をしました。

最初の電車ダンジョンの中でかかるBGMである"Deep Breath Deep Breath"のアレンジ版となります。

 

P3とP4では原曲のアレンジ版がreincarnation(輪廻転生)版としてCDが発売されています。

reincarnation版はその意味が如く、歌詞が追加・一新されておりbgmに込められた意味が掘り下げられています。

知名度こそ低めですが、これがまた秀逸な曲が多い。

 

 

"Deep Breath Deep Breath -reincarnation-"

深呼吸して落ち着けよ俺 ー輪廻転生ー

 

作曲・編曲 目黒将司

作詞 Lotus Juice

歌 Lotus Juice 川村ゆみ

 

意訳

on a Sunday morning
ある日曜日の朝


I touch the sky
俺は空に手が届いた


next morning I touched your heart
次の日、月曜の朝、君の心に触れた


was the start
それが始まりだった


I play my role when I rip the mic apart
マイクを握るのはもうやめる

それが今の俺のすべきこと


do what I got to do to place a spark
Ima put it down
seeking no crown anymore
もうやめるよ
王冠を追い求めるのはさ


from the moment I saw you it's all gone
君を初めて見た瞬間から,そんな気持ちは全部飛んで行ったんだ


it's hard to believe to a pimp like me
俺みたいなヤツがそう言っても信じちゃくれないかもしれない


used to have several women every day of the week
毎日女を取っかえ引っかえ遊んできた俺の言うことなんてな


play time I put that behind
でも、そんな遊びに費やした時間はもう捨ててきた


said I'm sorry I got to go
from the side line
to the man I aim high
今までゴメン。
俺は有象無象の男から、
目指すイイ男にステップアップしなくちゃならない


to the place no human has ever even tried
今まで誰も挑まなかった頂にたどり着いて見せる


so I got to go go I got to go
だから進まねえと、行け行け俺


and all I want is for you to stay
望むのは、キミが傍にいてくれることだけ


man out of the grave, resurrected
俺は墓穴から這い出た男、キミに出会って蘇ったんだ


now he's connected no concession
今やその男には譲歩なんて無関係


just embedded by you
ただ君に夢中さ

 


I won't deny that I used to play
かつて遊び人だったことは否定できねー


young days I've done things that I can't even say
若くて未熟だったときには,人には言えないようなこともたくさんやってきた


time to make up my day
でもさ、新たな日々を作り上げるときが来たんだ


God it's so hard to regulate
til I met her yesterday
昨日君と出会うまではさ、

俺は未熟で自分の気持ちすら制御できねーヤツだった


I was the dirt and you're the purifier
俺は塵みたいな存在、そしてキミはそんな俺を綺麗にしてくれる人


I'm the gasoline while you're the fire
俺がガソリンだとしたら,君は火なんだ

俺の心を燃やしてくれる


keeping it on DL no inquire
君との関係はナイショさ,聞いてくれるな


which makes me wanna talk like Esquire
でもキミのことを,殿様みたいに自慢げに話したくなっちまうんだ


I don't want no partial want the entire
俺はキミの一部じゃなくて,全部が欲しい


buy any jewels from gold to sapphire
宝石だっていくらでも買ってやる,金からサファイアまで


cracks some jokes sometimes satire
ときには皮肉めいたジョークだってキめてやるさ


will be careful not to get you damn tired
でもキミがウンザリしないように気を張りっぱなしになっちまうかも


making sure that I will take you higher
より高いところまで連れて行くと約束する


when we have a baby we'll be in triad
もし俺とキミの間に子供ができたらさ、無敵の3人になれるよね


that's what makes me most inspire
そんなことを想像するだけで、俺はの心は奮い立つ


I hope same goes for you baby girl
同じ気持ちだといいな、ねぇ、大切なキミ

 

意訳の解説

ひとまず公開しました。執筆中

 

感想

まさにreincarnationという感じでした。

原曲では順平のちょいワルの感情が表現されていたが、

この曲ではチドリと出会い、成長した彼が描かれていた。

これだけ雰囲気が変わるアレンジも珍しく、別の曲みたいな満足感がある。

あとラップがすごい。韻も多めで口遊んでも楽しい。

 

また、ボーカルに川村ゆみさんも加わり、mass destructionでおなじみの「ダラッター」が入っている。明るい雰囲気に貢献していると思う。

reincarnation版はp3だけでも5曲くらいあるので、どんどん訳していきたい。

画像は「ペルソナ3」キャラクタードラマCD Vol.2より

いいイラストですね、これは、、、副島さん書下ろしっぽい。

アノニマスコード(ANONYMOUS;CODE)の感想・考察(ネタバレあり)

ぜっぽう星人です。

8月頭に買ったシュタインズゲートカオスチャイルドのシリーズ作品である「アノニマスコード」をクリアしました。感想を残します。

ネタバレあり。

 

総評

セーブ&ロードによるプレイヤーの「当事者感」の演出、量子力学×陰謀論的なオカルト話という題材
は良かった。
しかしキャラの掘り下げ、ボリュームが圧倒的に足りなかった。
何年かかっても良かったのでもっとじっくりと完成させて欲しかった。素材がいいだけに非常にもったいないと感じてしまった作品だった。

 

(妄想)科学アドベンチャーシリーズ好きなら買ってもいいと思う。普通には面白い。でももっと安くなってからでもいいと思います、くらいの面白さでした。

シュタゲやカオスチャイルドの半分くらいの満足感。

はじめに

私はシュタインズゲートをアニメで見て、しっかり科学的に(少なくとも納得できる)説明がされていることに惹かれた。

それからカオスチャイルドカオスヘッドをプレイして、かなり満足感を得ていた。

そんな中、発表から7年と満を持して本作アノニマスコードが発売され、そのすこしオカルチックなテーマが面白そうだと思って購入した。

 

 

 

ネタバレあり、プレイ済みの方のみご覧ください。

 

 

 

セーブ&ロードによるプレイヤーの「当事者感」の演出

プレイヤーは別次元、もしくは最上位の世界層の人間であり、そこから主人公であるポロンを観測しているという設定だった。
プレイヤーまでゲームの中に巻き込み、干渉してくるゲームは私が知っているもので「ア〇〇ー〇〇〇」や「ニ〇〇〇ー〇〇〇」などいくつかある。

ただしこの手のギミックはゲーム内の世界とプレイヤー側、すなわち観測者との繋ぎ方が難しい。

そこを世界層などの概念を使って、納得感のある繋ぎ方をしてきたのはさすが(妄想)科学アドベンチャーシリーズだと思った。
もちろん重箱の隅をつつくような見方をすれば穴はあるのだが、自然に納得できるような流れになっていた。さすがです。
ここが(妄想)科学アドベンチャーシリーズの良さ、凄さだと思う。
カオスヘッドカオスチャイルドはゲームを、シュタインズゲートはアニメで見たが、あくまでプレイヤー=主人公であった。
そこを打ち破ってきたのは素直に面白い試みだった。
最初のうちはポロンのかなりの前向きさや好き勝手さに、「あまり感情輸入できないキャラづくりだな」と感じていたのだが、それはプレイヤーはポロンではないので当然であり、ある種意図的だったと感じる。

 

このギミックの真骨頂が、no.18エンドの回避、2週目への突入、モモのデータアップロード、この3つに「私」が干渉できることだった。

 

少しここは備忘録的なかんじになる。

 

バッドエンド回避は、三時間ほどかけて何とか自力でたどり着くことができた。
もう一度チャンスがあれば...という露骨なセーブロードを使えというヒントから、まずは片っ端からハッキングトリガーを引いたが駄目だった。
次はアスマに消されたところがそもそもダメだった、と思って何とかやってみたがそれは回避できなかった。
あれこれ試しているうちに、アノニマス君、つまり私が作ったデータがあるけど、、、みたいなことを言っていたのを思い出す。
さらに、「イヤな予感」がしたら慎重に行動せよ、というヒントから「イヤな予感」とポロンが言っていることに気が付きいた。
ということで「イヤな予感」のところでセーブしてハッキングトリガーを引いていたところ、セリフの変化を確認。
アノニマス君のデータをロードする」ということに完全に気が付いていたわけではなかったが、「慎重に行動」したおかげで見つけることができた。
振り返ってみると、絶妙にちょうどよいヒントだった。

 

続いて、終末カウントダウン時に、私が抵抗してポロンに問いかける、というギミック。
この演出もポロンに実際に問いかけてる、という感じでアツかった。

 

最後に、モモのデータアップロード。
これは事前にライフゲームで遊んでいた、何なら銀河も作っていたこともあってか、すぐに気が付いた。
これも面白かった。

 

ストーリーについて

今までとは違い、いわゆる少年漫画的な王道ストーリーであった。

これはこれでいいのだが、掘り下げが少ないこともあり少し順調に進みすぎ感があった。もう少しモモの仲間を巻き込むことへの苦悩だとか、ポロンの正義感の根源とかを深く教えて欲しかったと感じる。

やはり苦労している部分を見せられないと、人間はどうしても感情移入しにくいと思うので。

 

逆に、個人的に好きなところ。

それは2週目でポロンが、自分が全知全能になってしまったが故に、モモを始めとして仲間たちから神格化されてしまうところ。


1つ印象的なセリフがある。
「ロード前の初めて会った(一週目の)モモのデータを残せなかった」というセリフだ。


ポロンは終末回避に向けてただひたすら前向きに取り組むモモにひかれていた。そんなモモを助けるためにやり直したのにこれはかわいそうであった。
また、2週目は、ポロンが作ったデータを読み込むことで、2週目に彼がどんな立ち回りをしたかが分かる。
これ、最初のうちはモモって呼んでいるが、神格化されてからは君というようになる。

ポロンと「アノニマス君」だけが分かるこの寂しさは非常にやるせない気持ちになった。
が同時に、クリスが言うように「素敵」でもあった。

エンディングについて

モモの記憶と人格をブラックナイトに送ったとのことだった。ただし終末の1週間前のモモ。

つまりモモはポロンのことは知っている状態で戻るってこと。

最後のシーン、クロスからポロンという名前は聞いているみたいなのでもともと覚えていたかどうかはわからないが、さすがにモモだけは覚えていたのであろう。

詩に関しては1週目のできごとなので矛盾が生じるが、そこはポロンや「アノニマス君」を通して覚えていたということに、私の中でしてある。

 

モモの最後の依頼は何だったのか

20分くらい考えていたが、

「人を探して欲しいんです、私の大切な人、高岡ポロンさんです。」

だ、これだ!

 

最初にモモは人探し(ケント)をしていて、頭に浮かんだ顔(ポロン)に声をかけたと言っていた。

このセリフならば、1週目にせよ、世界線大変動後の世界にせよ、どちらも救世主を探すためにポロンに話しかける、という共通点もある。

モモにとっての救世主はケントからポロンに変わったのでそこだけ変わっているという感じです。

個人的に納得できる答えがでて、スッキリしました。

 

印象的な良かったところ

キャラデザや雰囲気、テーマを含め、今までの作品よりも割りと硬派になっていた。

個人的にはこのくらいカッチリした雰囲気は好き。

ただCGなどはカオスヘッドカオスチャイルド感も残っていて、ちょうどよいバランスだったと思う。

 

画面=ポロンの視界

BでBMIを切る、という意味もあるのが良かった。ARなどは消える。

 

ハッキングのときに出てくる画像、クエストの画像、クマさんの講義などは、デザインに非常に気合が入っており、雰囲気を楽しめてよかった。

 

クリスマスプレゼントをあげそびれたところでロードすると、モモがキレるところ。伊藤ハムサンド事件がちらつき、面白かった(カオチャ)。


だめだったところ

舌鋒鋭く書く。

始めにも書いたが、やはり題材にはポテンシャルがあったが、掘り下げ不足感が否めずもったいないなと感じてしまった。

 

1. エンドが実質モモエンドしかない。
まず過去作は所謂ギャルゲーの系譜が残っていたこともあり、各ヒロインエンドがあった。故にてっきりモモエンド以外にもジュノ、バンビ、ノンノあたりのエンドはあると思ったので残念。
でもこれはそもそもアノニマスコードはギャルゲー感を撤廃して作ったと思うので仕バランスが難しそう。
いずれにせよキャラは魅力的だっただけにキャラの掘り下げがなかったのが惜しい。

 

2. 掘り下げ不足
1. でも述べたが、魅力的なキャラが多いのに掘り下げが圧倒的に足りなかったと思う。
ポロンとクロスのエピソードや、ジュノ、オズあたりはもう少し詳しく知りたかった。

 

3. オカルト系の話のあっさりさ
これは個人的な印象の話だが
ガウディコードとかファティマ第三の予言とか聖務室あたりの、陰謀論的な部分のヤバさをあんまり感じられなかった。
PVで期待していたのとは違うかな、という印象を受けた

 

4. モモやポロンの正義感の根源の説明不足

すごく立派だと思う。が、もう少し掘り下げが欲しかった。なぜ困っている人を助けたいのか。キャラクターのモチベーションがあまり伝わってこなかったので、そこで主人公たちと少し気持ちが乖離してしまったように感じる。

特にモモに関して、一度は巻き込みたくなくて去ったのに、ポロンの一途さを見て巻き込むことは気にせずにあっさり戻ってきたところが、一番感情移入できなかった。

 

疑問点

私が忘れているだけかもしれないが、よくわからなかったところを書く。ぜひコメントで教えてください。

・ケントが平然と現実にいるのはなぜか?

死んだのでは?アマデウスの中にいるけど、それは省略して立ち絵として出しているってだけ?でもプールハックのところでCICADAからのメッセージ前にモモが見ているので謎。

 

シュタゲシュタゲ0カオヘカオチャをやった人向け

これらの作品の重大なネタバレを含むので注意

 

 

気が付いた過去作要素


Dashことダル
カオチャでも出てきた、最初のクエストランキングでも4位にいたのでニヤリとした

 

クリス
話には出てくるが、真エンドで声付きで登場。ただしアマデウス。もう少し出してほしかったという気持ちもあるが、これくらいがちょどよいと思った。
シュタゲがたしか2011年だったので2038年では47くらいなのでさすがにオバサンクリスは出せないという事情もあるだろう(笑)
ポロンに対して孤独に戦った人を知ってる、とオカリンと同格に賞賛してくれたのはうれしかった。科学アドベンチャーシリーズの主人公は大変だなあ。

 

ギガロマニアックス
サクラメントはギガロマニアックスっぽかった。まあギガロマニアックスは何でもありなのでめちゃくちゃですが。
また、サクラメントをみんなが使うところで4chにて
ギガロマニアックスみたいだね、たはは
というチャットがあった。たははといえば咲畑梨深。本人かはわからないですけどファンサービスですね。くすっとした。

 

300人委員会
あとは300人委員会が聖務室の裏にいるみたいなことをダルが言ってました。
結局300人委員会は今作でも倒せませんでした。。。いつか歴代主人公が共闘したら面白い。

 

近くの大人への疑心暗鬼
シュタゲではブラウンやレスキネン、カオチャでは和久井、父さんのせいで、
本作でもまず身近な大人をめちゃくちゃ疑ってしまった。オズさんめちゃめちゃいいおじさんでした、ごめんなさい。
むしろめちゃめちゃ怪しいユアンがシンプルに裏切りましたね。掘り下げが特になかったのでショックはありませんでした。ここも惜しいなと思ってしまった。

また尾上と伊藤のせいでまずウインドを疑いました。中野シンフォニーズじゃないのに、とかポロンがかなり露骨に言ってたので。疑ってごめんなさい。

シュタゲはともかく、カオチャにかなり疑心暗鬼にさせられていたなと痛感した。

 

シリーズ恒例のえぐいエンドとかもあんまなかった。しいて言えばポロンがジュノによって壁に埋められるやつ。

 

最後に

題材やギミックが良かっただけに、明らかに掘り下げやボリューム不足だったのが非常に惜しい。

95点にくらいになるポテンシャルを持っていたけれども50点くらいで妥協して発売してしまったように感じてしまった。

 

でもやはり(妄想)科学アドベンチャーシリーズのワクワク感は健在で、面白かったです。

これからも応援しています。