"Mass Destruction"歌詞和訳【解説付き】ペルソナ3(P3)
戦闘曲、"Mass Destruction"の歌詞及び和訳と解説です。
ラップということで俗語表現が多く難しかったですが和訳してみました。韻もあって非常にかっこいい。
赤字は歌詞カードにはなかった。リスニングによる? 信憑性は不明
"Mass Destruction"
"大量破壊だ"
歌 Lotus Juice
作詞 田中怜子
作・編曲 目黒将司
意訳
(Baby, baby, baby)
(Baby, baby, baby)
(Baby, baby, baby)
(Baby, baby, baby)
ベイベベイベベイベ
Yeah!
イエー!
(Yes! The battleground's right here!)
よし、戦場はここだ!
(It's a man's world!)
ここは人サマの世界だろうがよ!
(Come on!)
来いよ!
(Gotta get ready for this right here)
いつでもかかって来やがれ
(Hey, yo)
ヘイヨー
Fear's awake / anger beats loud
恐怖が目覚め 怒りが大きな音で脈打ってるぜ
Face reality / never be charity
現実に向き合え 慈悲なんかねぇよ
The enemy you're fighting / cove'rs whole society dawn right
お前らが戦っている敵 そいつらは世界の夜明けを覆い隠している
Mommy's not here gotta fight all night.
ママなんていねえぜ 俺たちは夜通し戦わないといけない。
Right here Shadow / 10 o'clock direction
シャドウは此処に来るぞ 10時方向からだ
Seize the moment / they destroy the nation
チャンスを掴め あいつらは全てを破壊しに来る
Your rhyme is slow-motion / give me motivation
お前の韻はノロく見えるぜ もっと楽しませてくれよ
Freaked out now / and Dead on arrival
訳の分からないこと言ってんじゃねーよ お前の負けはもう決まってる
(What?)
(何だと?)
Round up around / spit out all over
一網打尽にしてやるぜ 全てを白状しろ
Rhyme like a rolling / -stone, come in a crowd
転がる石みたいに次々と韻を踏むぜ おっと、あいつらがぞろぞろ来やがった
Watch out the moon / they dis you loud / Guess what this sound/
月を見てみろ あいつらはお前を大きな声で馬鹿にしてるぞ おいこの音をちょっと聞けよ
It bombs whole ground / so round up
辺り一面ドカンだ それで全部オシマイ
Don't ease your pace / cuz enemy is brutal
ペースを緩めるな 残忍なあいつのことだ、待ってなんかくれないぞ
Moment of truth / there ain't no truce yo
さあ正念場だ 戦いは終わらないぞ、なあ
Az you're the only one/one world, one love
キミはキミという唯一の人間だ/世界も、愛も、たった1つしかないかけがえのないものだ
But the battle goes on/shadows of mass destruction
だが戦いは続いている/シャドウを大量破壊するんだよ、あいつらを根絶やしにするんだ
意訳の解説
(Baby, baby, baby)
(Baby, baby, baby)
(Baby, baby, baby)
(Baby, baby, baby)
ベイベベイベベイベ
Yeah!
イエー!
(Yes! The battleground's right here!)
よし、戦場はここだ!
(It's a man's world!)
ここは人サマの世界だろうがよ!
人間の世界に悪影響を及ぼすシャドウへの宣戦布告
(Come on!)
来いよ!
(Gotta get ready for this right here)
いつでもかかって来やがれ
(Hey, yo)
ヘイヨー
Fear's awake / anger beats loud
恐怖が目覚め 怒りが大きな音で脈打ってるぜ
beat 打つ loud 大きく
Face reality / never be charity
現実に向き合え 慈悲なんかねぇよ
face 向き合う charity 慈悲
realityとcharityは韻
beをbeatとしているものが多くあったが歌詞カードはこうでした
The enemy you're fighting / cove'rs whole society dawn right
お前らが戦っている敵 そいつらは世界の夜明けを覆い隠している
whole 全体の society 社会 dawn 夜明け
社会、だと硬い訳だったので思い切って世界にした
Mommy's not here gotta fight all night.
ママなんていねえぜ 俺たちは夜通し戦わないといけない。
gotta=got to=have got to ~しなければならない
Right here Shadow / 10 o'clock direction
シャドウは此処に来るぞ 10時方向からだ
Seize the moment / they destroy the nation
チャンスを掴め あいつらは全てを破壊しに来る
seize 掴む nation 国家
国家、も全てと訳した
Your rhyme is slow-motion / give me motivation
お前の韻はノロく見えるぜ もっと楽しませてくれよ
rhyme 韻
motionとmotivationは韻
ここらへんからシャドウとのラップバトルが始まっています
Freaked out now / and Dead on arrival
訳の分からないこと言ってんじゃねーよ お前の負けはもう決まってる
freak out ひどくびくつく、訳の分からないことを言う、ビクビクさせる
dead on arrival 来院時死亡、来た時から死んでいること
(What?)
(何だと?)
シャドウのセリフでしょうか、笑
Round up around / spit out all over
一網打尽にしてやるぜ 全てを白状しろ
round up かき集める、寄せ集める、一斉検挙する spit it out はっきり言え、白状しろ
round upは慣用句 roundとaroundとおそらくspit outも韻
Rhyme like a rolling / -stone, come in a crowd
転がる石みたいに次々と韻を踏むぜ おっと、あいつらがぞろぞろ来やがった
in a crowd 寄ってたかって、ぞろぞろ
like a rolling stoneはボブ・ディランの曲らしいです。それで有名になった言い回しなのかもその曲でのlike a rolling stoneの意味は調べると転落人生のことらしいので、どんどんショボい韻になってねえか?と煽っているという解釈もありかもしれません。
Watch out the moon / they dis you loud / Guess what this sound/
月を見てみろ あいつらはお前を大きな声で馬鹿にしてるぞ おいこの音をちょっと聞けよ
dis 歯向かう、侮辱する、小馬鹿にする guess what 何だと思う?、ちょっと聞いてよ
この音は次に出てくる爆撃の音(ドカン)のことかと。
It bombs whole ground / so round up
辺り一面ドカンだ それで全部オシマイ
bomb 爆撃する ground 地面
さっきのthis soundと繋がりを表現するためにドカン、という訳を入れました
上手く訳せたと気に入っているところです。
○○○○が来るシーンのことだと思います
Don't ease your pace / cuz enemy is brutal
ペースを緩めるな 残忍なあいつのことだ、待ってなんかくれないぞ
ease 緩める brutal 残忍な cuz=because
あいつ=○○○○
待ってなんんかくれないという意味はないがペースを緩めるな、というのと合わせて意味を分かりやすくするため意訳
Moment of truth / there ain't no truce yo
さあ正念場だ 戦いは終わらないぞ、なあ
moment of truth 正念場 ain't no 否定の強調(スラング) truce 休戦
Az you're the only one/one world, one love
キミはキミという唯一の人間だ/世界も、愛も、たった1つしかないかけがえのないものだ
このAzは謎。Asのミスである説が濃厚かと思います。asはbecauseと同じ意味なのでかけがえのない一人の人間なんだからこんなところで死ぬわけにはいかないだろ、という意味になります。
But the battle goes on/shadows of mass destruction
だが戦いは続いている/シャドウを大量破壊するんだよ、あいつらを根絶やしにするんだ
普通に考えると大量破壊のシャドウという意味になり少し違和感を感じる。
そこで少し調べてみたのですがLotus Juiceさんが以下のようにツイートされていました。
ちなみに#P3D オープニング曲 Our Momentのラップで
— Lotus Juice (@lotusjuice) April 13, 2018
Tonight no Mass Destruction needed!
と言ってます。意味は
今夜はMass Destruction(大量破壊)は必要ないぜ!
と、もちろんP3の戦闘シーンの楽曲名とそのままの意味合いとかけて使ってます。
だってパーリーでダンスやもんな💃💃
これをふまえると、単純にシャドウの大量破壊、という意味でいいと思いました。
そもそもA of Bという表現は日本ではBのAと習いますけど、そんなにBのAという関係に固執した表現ではないようです。
あとは少しメタ的ですがmass destructionを最後に持ってくる為に入れ替えた、というのもある思います。最後にタイトル回収するのめっちゃかっこいい。
感想
初めてこの曲を聴いて戦闘曲だと知ったときは衝撃でした。ここまでスタイリッシュな戦闘曲は当時(2006)なかなかなかったんじゃないでしょうか。この記事を書いているのは2021年ですが2006年でこのかっこよさって凄すぎる。今聞いても時代なんて全く感じませんしむしろ先進的な感じさえ覚えます。
オサレな曲ということでなるべくかっこよく訳すように言葉を絞り出しましたがいかがだったでしょうか。内容はシャドウとの戦闘を鼓舞するような意味でした。P3はこういう意味の曲が多く大事な勝負事の前に聞こうと思います。笑
最期に、今回は自分がペルソナ沼にはめた友人が訳を手伝ってくれました。ありがとうございました。
ベイベベイベベイベベイベベイベベイベベイベベイベベイベ